白内障
人の眼は、よくカメラにたとえられます。カメラのレンズに相当する働きをするのが水晶体です。人の水晶体は直径9ミリ、厚さ4ミリの凸レンズ状の組織で、その働きには、レンズとして光を集める働きとピントを合わせる機能があります。
この機能も年をとると共に低下し、近くの物が見えにくくなります。この状態を老視(老眼)といいます。水晶体のもう一つの特徴は、透明な組織で光を透過し、眼底の網膜に光を集め、外界の物体の像を結ぶ働きです。
透明なはずの水晶体が濁ってくると光が眼底に入る前に散乱されて、網膜に像を結ぶ働きが弱くなり、かすんで見えるようになります。この水晶体の濁った状態を白内障といいます。
白内障は適切な治療により、回復が可能な病気です。現在、日本では、一年間に約20万人の人が老人性白内障の手術を受けています。
