高脂血症(脂質代謝異常症)

99090022_T%5B1%5D.jpg血液中の脂質が異常に多い状態を高脂血症といいます。

血液の中には脂質(脂肪類の総称)として、コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)、リン脂質、脂肪酸などがあります。

この中で、特に動脈硬化と関連するのはコレステロールと中性脂肪(トリグリセライド)です。

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血液の中の脂肪の状態

99074167_T%5B1%5D.jpg血液の主成分は水です。ですから、脂肪(油)は直接血液に溶け込むことはできません。水と油を例にとると、放っておけば油は上に、水は下にたまってしまいます。このように油は水に溶けません。

しかし、ここで洗剤を入れると油は水にうまくまざり込み、油が水に溶け込んでいる状態になります。血液の中の脂肪もこれと同じような状態なのです。血液中では、蛋白質が脂質を血液にまざり込ませる洗剤の役割をしています。

ですから、実際は、脂質と蛋白質がダンゴ状に混ざり合い、これが血液に溶け込んでいます。この脂質と蛋白質でできたダンゴをリポ蛋白質と呼んでいます。

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高脂血症でのリポ蛋白質の状態

血液中の脂質の量や成分に異常が認められる高脂血症でも、これらの脂質がリポ蛋白質として血液中に混ざり合っていることにはかわりがありません。

ですから、これらの脂質の異常の場合にはやはり血液中のリポ蛋白質の量、種類、成分に異常が認められます。

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高脂血症の原因

腎臓病、糖尿病、肥満症、甲状腺機能異常などが原因となります。しかし、これらの原因が見つからず、体質(遺伝的素因)が原因と考えざるを得ないケースが多いようです。
一般の健康診断(人間ドック)では、総コレステロール、HDLコレステロールおよび中性脂肪(トリグリセライド)を測定するのが普通です。

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高脂血症の食事療法

コレステロールの多い食べ物を取りすぎないようにします。
糖分やアルコールを取りすぎないようにします。
脂肪を取りすぎないようにします。
カロリーを取りすぎないようにします。
不飽和脂肪酸を適度に取るようにします。
食物繊維を多く取るようにします。

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高脂血症の運動療法

運動療法は動脈硬化をおこすLDLを低下させ、動脈硬化を予防するHDLを増加させます。また、中性脂肪(トリグリセライド)、血圧、および血糖も低下させるので、高脂血症・脂質代謝異常症の治療および動脈硬化症の予防に有効です。

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高脂血症が進むと

全身に動脈硬化が起こり、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳血栓・脳梗塞、足などの閉塞性動脈硬化症などを起こしてきます。腎臓病、糖尿病、肥満症、甲状腺機能異常などの原因が認められるときは、先ず、これらの病気をしっかり治療することが重要です。これらの原因となる病気の治療を十分に行っても、高脂血症や脂質代謝異常症が完全には改善されないときや、体質が原因となっていると考えられるときは、高脂血症自体に対しての治療が必要になります。

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