骨粗鬆症の治療

10009795_T%5B1%5D.jpg(1)食事療法
食事療法では、なんといってもカルシウムを十分に摂取することです。日本人の成人のカルシウム必要量は1日に600ミリグラムですが、骨粗鬆症の患者さんでは800~1000ミリグラムを摂取する必要があります。牛乳や乳製品のカルシウムは腸から吸収されやすく理想的な食品です。小魚、ヒジキなどもカルシウムの多い食品です。


(2)運動療法
運動は、加齢からくる筋肉の衰えを補い、内臓を強化します。また、骨量を増加させ、骨粗鬆症の予防治療にも効果があります。しかし、高齢の骨粗鬆症患者さんでは骨折を誘発する可能性もあり十分な注意が必要です。


(3)薬物療法
一種類、または、2種類以上の薬物を投与します。

イ)カルシウム製剤
食事からのカルシウム摂取を補うために投与します。

ロ)カルシトニン
骨代謝の調節ホルモンのカルシトニンは、骨粗鬆症の治療に用いられています。現在は注射製剤しかありません。

ハ)女性ホルモン
女性ホルモンの低下は閉経後骨粗鬆症の主要な原因と考えられ、女性ホルモンの補充は骨粗鬆症に有効です。

ニ)ビスフォスフォネート
骨の破壊を抑制する薬物です。欧米では以前から使用されていましたが、最近わが国でも使用できるようになりました。

ホ)その他
ビタミンK、イプリフラボンなどが使用されています。