骨粗鬆症の成因

11300580_T%5B1%5D.jpg高齢になっても骨は毎日少しづつ作られ、また、少しづつ壊されています。作られる骨の量より壊される骨の量が多くなると骨粗鬆症になります。実際には、様々な要因が重なり合って退行期骨粗鬆症が発症すると考えられています。

(1)性ホルモンの低下
女性では50再前後の閉経期から、男性では70才前後から性ホルモンが低下します。女性ホルモン、男性ホルモンとも骨の形成を促進し、また、骨の減少を抑制する作用があり、これらの性ホルモンの低下が退行期骨粗鬆症の発症に関与していると考えられます。

(2)カルシウム摂取不足
日本人は欧米人に比し牛乳や乳製品の摂取量が少なく、退行期骨粗鬆症の成因として重要です。

(3)ビタミンD不足
ビタミンDには腸からのカルシウムの吸収を良くし、また、腎臓から尿としてカルシウムが体外に失われるのを防止する働きがあります。日光照射不足などでビタミンDが不足します。

(4)副甲状腺ホルモン、カルシトニンなど骨の代謝を調節するホルモンのアンバランス

(5)運動不足
運動は骨を刺激し骨の形成を刺激します。年と共に運動量が低下すると骨粗鬆症の原因になります。また、骨粗鬆症による骨折のために運動量が低下すれば、悪循環に陥ります。

(6)遺伝
骨粗鬆症は黒人に比し、日本人や白人に多いことが知られています。また、同じ家系内で発症しやすいことも知られています。最近、ビタミンDが作用する受容体の遺伝子の相違が骨粗鬆症になりやすいかどうかを決める遺伝的な因子の一つであることがわかりました。